脚本家の現状と将来性/二次使用料が本当にお得なのか

脚本家の現状や将来性についてお話しています。この業界の未来はいかに。生活していけるの?という疑問を持っている方へ。

 

企業の傾向

今多くの企業は大規模な経費削減に追われていて、できることなら払わんでいいものは払いたくないのが実情です。

 

脚本家の二次使用料に関しても同じで、いい加減なところは脚本家が言わなければ払わないというところも多い。

 

困ったことですね。

 

もちろんそんな所ばかりではなくきちんと払ってくれるところもあるのですが、余裕がない企業は出来ることなら払いたくないのです。

 

だから「買い切り」なんて話がでてくるのです。

 

 

脚本家の生活

例えばアニメの制作現場の場合脚本を書いた報酬は大体20万くらい支払われます。

 

アニメ一本放映時間30分のアニメの製作費なんですが、大体1000万くらいが相場といわれています。

 

このうち脚本家に支払われる給与が20万とか30万だとすると、まあ仕方ない。

 

アニメは多人数でつくりますから一人頭の報酬はこんなものでしょう。

 

そこで1か月に何本脚本を書いているかで脚本家の大体の月収が割り出せます。

 

調べてみるとほとんどの脚本家が1,2本ないし一本もかけない月もある。

 

独り身ならまだしも、家庭持ちでこれではとても豊かな生活とはいかないのが現状です。

 

でも二次使用料は美味しくね?

確かに放映後も二次使用料が入ってきます。これがある程度助けになることは確かです。

 

ただこの二次使用料というのも大した金額ではなく、これで生活が潤うのはヒット作の脚本を執筆した場合のみ。

 

関連商品が売れない、ヒット作も数100本に数本のみ。これで下請けの脚本家に金が回ってくる道理はありません。

 

今の時代、ほとんどの脚本家にとって二次使用料なんて本当に「なけなしの金」でしかないのです。

 

苦しい生活を強いられる可能性がある将来を覚悟できるのなら、脚本家を目指してみると良いと思います。

 

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