三幕構成の第2幕の役割とは?/葛藤や価値のぶつかりあい

物語で最も盛り上がる『葛藤』『対立』といった要素を描く第二幕。その書き方の方法論について解説しています。

 

三幕構成の第二幕の役割

物語を作る上で必要不可欠なのはキャラクター同士の交流ですよね。

 

そして全く同じキャラクターがいなくてそれぞれ価値観も思想も違うというのはリアルと全く同じです。

 

となるとキャラクター同士の対立や葛藤、価値観のぶつかりあいも当然描かれるべきだというのがわかると思います。

 

3幕構成でいうところの第2幕にあたります。

 

⇒3幕構成について詳しく

 

第二幕は物語における主人公の葛藤や対立を描きます。

 

第一幕で主人公の目的が提示されそれに向かっていきますよね。

 

まあそのまま目的が達成されてしまったら、物語としてつまらないです。

 

だから目的を拒む壁を用意することで「どうなるんだ?」とお客さんに予想してもらうのです。

 

最も客を惹きこむ部分であり、かつもっとも客を引き離してしまいかねない部分でもあります。

 

つまり難易度が高いということなのです。

 

 

葛藤の書き方

葛藤には2種類あって以下のように大別されます。

 

内的葛藤:
ある目的を達成することにより、他の何かが達成されない、という状況に主人公が葛藤する

 

外的葛藤:
目的を阻む壁、人物との対立

 

勧善懲悪物の作品の場合、外的要因だけで第二幕が展開されることは多々あります。

 

例えば世界平和を望む主人公と、それを拒む悪の組織。こういう単純な構図ですね。

 

ですが、もう少し深みのある話にしたい場合はここに内的葛藤を加えます。

 

今の例に内的葛藤を加えるとすれば、悪の組織の方にも一定の「大義」が与えられたりします。

 

そしてそんな相手を自分の目的の為に潰していいのか?という主人公の葛藤が生まれますよね。

 

こんな風にして第二幕は考えていきます。

 

いずれを書くにせよ客の共感を呼ぶような葛藤でないといけません。

 

複雑な人間心理に関わる部分なので難しいのです。

 

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